こんにちは、あきです。
私はネット銀行の口座をいくつか持っていますが、それぞれの良いところ・あんまり良くないところを感じながら使い分けをしています。そんな中で今回は住信SBIネット銀行についてどんな人におすすめできるか口座やキャッシュカードの特徴をもとにお伝えしていきたいと思います。
目次
住信SBIネット銀行の解説
まずは、預金金利やATM利用手数料、キャシュカード等についてせつめいしていきたいと思います。
住信SBIネット銀行の金利
住信SBIネット銀行の金利は預金方法により異なってきます。
普通預金金利
普通に口座にお金を入れておいた場合の金利はほとんどのメガバンクや地銀と同様に0.001%です。ただし、次に紹介するハイブリット預金を使用することで、金利を上げることができます。
ハイブリット預金金利
ハイブリット預金とは、SBIネット銀行の預金口座とSBI証券の投資口座のどちらにも使うことができるようにお金を預けておくことです。このハイブリット預金を利用すると金利が0.01%にアップします。
ただ、他のネット銀行と比較するとあおぞら銀行バンク支店であれば最初から0.2%であり、楽天銀行であれば楽天証券との連携サービスを利用することで0.1%になるため、やや見劣りしてしまうと思います。
定期預金金利
定期預金は1ヶ月~5年までの期間で選ぶことができますが、金額および預金期間に関わらず0.020%です。
定期預金はネット銀行も店舗型の銀行も高いところはほとんどなく住信SBIネット銀行も同様といった感じです。特別おすすめできるものではないですね。
仕組預金金利
仕組預金金利は条件付きの定期預金で全部で4種類の商品があります。商品によっては円預金ではなく外貨預金で行うことも可能です。中途解約は基本的にできませんが、金利が高いことと後で説明するスマートプログラムと呼ばれる会員ランク制度にも関わってくるので興味があったらやってみても良いかもしれません。
4種類の仕組定期預金はいつでも契約可能なわけではなく、時期によって契約募集しているものとそうでないものがあります。最新情報はこちらからチェックしてみてください。
SBIネット銀行の仕組み預金の最新情報はこちら
*公式ページにとびます。
住信SBIネット銀行を利用可能なATM
住信SBIネット銀行の口座からお金を預けたり、引き出したりできるATMは以下のとおりです。
- イオン銀行ATM
- セブン銀行ATM
- ローソン銀行ATM
- ゆうちょ銀行ATM
- コンビニATM E.net
- ビューアルテ
このように様々な銀行のATMに対応しているため、近くの郵便局やコンビニから簡単にお金をひきだすことができます。
住信SBIネット銀行のATM手数料と振込み手数料
ATMの利用手数料は以下のようになっています。
- お預け入れ:無料
- お引出し:税込110円/回
また、振込み手数料は以下のとおりです。
- 住信SBIネット銀行口座宛:無料
- 他の銀行口座宛:税込157円/回(三井住友信託銀行宛の場合のみ無料)
ただし、スマートプログラムと呼ばれる会員制度により、会員のランク(スマプロランク)によってお金を引き出す時のATM利用手数料および他の銀行口座宛の振込手数料がどちらも最大で15回まで無料になります。
スマプロランクとATMでの引き出しが無料になる回数および他口座宛の振込手数料が無料になる回数は次のようになっています。
スマプロランク | ATMからの引出し手数料 無料回数 | 他口座宛の振込手数料 無料回数 |
ランク4 | 月15回 | 月15回 |
ランク3 | 月7回 | 月7回 |
ランク2 | 月5回 | 月3回 |
ランク1 | 月2回 | 月1回 |
次の項目でスマプロランクを満たす条件を説明しますが、大多数の人はランク2以上になるため、最低でも月5回までなら無料でATMを利用してお金を引き出すことができ、月3回までなら無料で他口座宛に振込をすることができます。
スマートプログラムの各スマプロランクになる条件
ランク4になる条件は次の2つの条件の内どちらかを満たす
- 外貨預金+仕組み預金の月末合計金額500万円以上
- 外貨預金+仕組み預金の月末合計金額300万円以上+住宅ローン月末残高有
ランク3になる条件は次の4つの条件の内いずれかを満たす
- 総預金の月末残高が300万円以上
- ロボアドバザー資産運用残高の合計が月末時点で100万円以上
- 住宅ローンを利用
- 次の11個の条件の内3つ以上を満たしていること←おすすめの条件!
- 外貨預金(普通・定期)の月末残高あり
- 仕組預金の月末残高あり
- SBIハイブリッド預金の月末残高あり
- 純金積立月末時点でご契約あり
- 給与、賞与または年金の月内ご入金あり
- 目的ローンまたは不動産担保ローンの月末残高あり
- カードローンの月末残高あり(50万円以上2つにカウント)
- スポーツくじ購入または公営競技ご入金の月内合計が2万円以上
- ミライノ デビットの月末時点の確定金額が合計1万円以上(3万円以上2つにカウント)
- クレジットカード「ミライノ カード(JCB)一般」の引落口座を当社に設定かつ当月確定(翌月引落)金額が1万円以上(5万円以上2つにカウント)
- 当社口座からプリペイドカード「JAL Global WALLET」への円貨チャージの月内合計金額が1万円以上(3万円以上2つにカウント)
ランク2になる条件は次の4つの条件の内いずれかを満たす
- 総預金の月末残高が30万円以上←おすすめの条件!
- ロボアドバザー(WealthNavi)資産運用残高の合計が月末時点で10万円以上
- 30歳未満←おすすめの条件
- ランク3になるための条件④と同じ
ランク1になる条件はランク2~4のすべての条件を満たさない場合
とても長くなりましたが、要は30歳未満なら無条件でランク2以上となり、例え30歳以上でも貯金が30万円あれば無条件でランク2以上となるわけです。もし、ランク2であればATMでの引出し手数料が5回まで無料、他口座宛の振込み手数料が3回まで無料になります。他のネット銀行を利用してこれと同等の特典を得るためには結構面倒くさくなります。例えば、
- 楽天銀行:月末の残高100万以上or給与振込やクレカ引落し等の指定取引が1ヶ月に20件以上
- イオン銀行:クレカの契約や投信残高、waonの利用などイオン系列のサービスを駆使して一定の点数を貯める
というような感じです。これらのネット銀行も良い銀行ではありますが、比較的ATMから現金を引き出すことが多い方がネット銀行を利用する場合は住信SBIネット銀行がおすすめとなります。
住信SBIネット銀行のキャッシュカード
住信SBIネット銀行で発行できるキャッシュカードはデビットカード機能がついたミライノデビットと呼ばれるカードになります。ミライノデビットには年会費無料のMaster一般とVisa一般、年会費税込11,000円のMasterプラチナの3種類があり、主な性能は次のとおりです。
利用して貯まったスマプロポイントは1ポイント=1円として500ポイントから現金でキャッシュバックをすることができます。また、どのカードでも非接触型決済に対応しているのは便利なところです。個人的には還元率も高く、他の銀行では発行されていないMastercardの一般カードがおすすめです。
Mastercardで発行できるプラチナカードに関してはプラオリティパス3回分無料や有名レストランを2名以上で利用した場合に1名分が無料になるといった特典がもらえるため、コスパはいいと思います。クレジットカードのプラチナカードを発行するのが難しそうな場合には、こちらのカードを利用してみるのもありかもしれません。
住信SBIネット銀行がおすすめな人・おすすめでない人
まずは、住信SBIネット銀行なおすすめな人です。
- 現金を引き出したり、振込をすることが多い
- SBIネット証券をメイン口座として投資をしたい
- Master Cardのデビットカードがほしい
スマートプログラムという会員制度はあるものの、現金引き出し時のATM利用手数料や振込手数料が無料になる回数は他のネット銀行よりも多いので、現金の引き出しや振り込みが多い方にはおすすめできます。あとは投資用の口座にSBI証券を使用したい方、Masterのデビットカードが欲しい方にはおすすめできます。
反対に住信SBIネット銀行を開設しなくてもいいかなと思うのは次のような人です。
- 現金はほとんど引き出さない&振込みもあまりしない
- 投資はSBI証券を利用することはほとんどない
店舗型の銀行と比較して、ネット銀行の良い部分は金利が高いところです。しかし、住信SBIネット銀行の場合はハイブリット預金を活用しても0.01%にしかなりません。高いところだと0.1~0.2%となるので、一か月にほとんどお金を引き出すこともなく、振込もほとんどしないのであれば金利の高いネット銀行を利用した方がおすすめです。
また、投資もネット銀行を利用した方が手数料を抑えられるのですが、SBI証券を使わないのであれば住信SBIネット銀行の口座を開設する必要のないのかなと思います。
おわりに
いかがでしたでしょうか。住信ネット銀行に関わらずどのネット銀行にもメリット・デメリットはあります。住信SBIネット銀行の場合はATM利用時の手数料が無料になる回数が多いかわりに、金利はちょっと低いという感じです。なので、銀行の利用頻度が比較的多いのであれば利用してみてはいかがでしょうか。
(1000円で8ポイント)
(1000円で10ポイント)
(1000円で6ポイント)
各カード共通項目